4番人気を買い続けると稼げる？検証してみた
競馬の人気順は、馬券を買うファンの期待度が反映されており、1番人気や2番人気が圧倒的人気を集めることが多い一方で、4番人気あたりは「能力がある程度評価されつつも、過度に支持されてはいない」という微妙なポジションに位置する場合が少なくありません。では、そんな4番人気馬を買い続けると、本当に稼げるのかどうか気になる方も多いでしょう。ここでは、4番人気の特徴や回収率に注目しながら、その可能性を探っていきます。
4番人気を買い続ける前に特徴を知ろう
4番人気の馬は、上位人気である1〜3番人気よりは支持されていないものの、ある程度の実力や適性は評価されているケースが多いです。たとえば、過去の戦績や血統、直前の調教などが優れていても、相手関係の兼ね合いなどで「1〜3番人気ほどの安心感はない」という見方をされがちです。一方で、オッズ的には1〜3番人気よりもやや高めに設定されることが多く、馬券的には妙味を感じやすい領域と言えます。
また、4番人気馬が多く勝つのは「ある程度実力がありながら、他の強い馬が1〜3頭いる状況」や「混戦模様で人気が割れた結果、意外な馬が4番人気に押し上げられた」という場合が考えられます。こうしたシーンでは、馬券購入者の期待値が集中する1〜2番人気ほどではなく、かといって穴馬扱いされるほどでもないという絶妙な立ち位置で、想定以上のパフォーマンスを発揮することも珍しくありません。
4番人気を買い続けると稼げる？回収率は？
では、4番人気を買い続けた場合、回収率はどのように推移するのでしょうか。一般的に、人気上位ほど配当は低くなる傾向にあり、逆に穴馬ほど配当は高くなる傾向があります。4番人気は中穴に近い立ち位置のため、単勝や複勝を中心に買う場合、配当がそれなりに期待できることがあります。特に、単勝オッズが4〜10倍程度になるシチュエーションは多く、当たれば投資金額の数倍〜十数倍の払い戻しを得られる可能性があります。
一方、的中率という観点から見ると、4番人気は上位人気馬ほど安定感は高くありません。1番人気と比べれば、当然勝率も連対率も下がりますので、連敗が続くリスクがある点は否めません。そのため、同じ券種を機械的に買い続ける場合、収支は長期的には収束してしまう可能性もあります。高い回収率を維持するには、馬場状態や展開、馬のコンディションなどの総合的な分析が必要で、単に「4番人気なら全部買う」というだけではなかなかプラス収支を維持しにくい現実があります。
4番人気を買い続ける検証の結果について
実際に4番人気を買い続ける施策を検証してみると、短期的には意外な好結果が出るケースもあるものの、長期的には回収率がトントンまたは微マイナスに落ち着く傾向が見られることが多いようです。これは、テラ銭（控除率）という競馬の仕組み上、どうしても胴元へ差し引かれる部分があるため、同じパターンで買い続けるだけでは大きな利益を残しにくいという構造が大きく影響しています。
もちろん、中には「4番人気の単勝が回収率的に優秀だった時期」や「4番人気馬が意外と穴馬的な活躍をするレース条件」が存在するかもしれません。たとえば、小頭数のレースや極端な脚質がハマりやすいコースなどでは、1〜3番人気が過剰に支持される反面、4番人気が程よい盲点になっている場合があります。そういったタイミングを的確に捉えられれば、4番人気を買い続ける作戦も短期的に成果を上げることがあるのです。
競馬の4番人気を買い続けると稼げる？まとめ
競馬において4番人気は「上位人気ほど支持されていない一方で、穴馬ほど過小評価もされていない」という中間的な立場です。そのため、配当がそこそこ期待できる反面、勝率や連対率も上位人気に比べると低下する傾向があります。 実際に4番人気を継続的に買い続けるだけで稼ぐのは難しく、長期的に見れば控除率の影響を受けて回収率が抑えられるケースが多いです。ただし、レース条件やコース形状、当日の馬場状態など、さまざまな要素によって「4番人気が妙味を帯びる」場面は確かに存在します。要点は、単に人気順に依存するのではなく、馬の調子や適性、展開などを含めて総合的に判断することです。4番人気だからといって無条件に買い続けるのではなく、狙いを定めたレース選びや馬券戦略と組み合わせることで、より高い回収率を実現できる可能性があると言えます。