健康食品一つだけ選ぶなら

hati.jpgグットヒルの吉岡です。

以前お客さんに、「いろいろな健康食品を扱っておられますが、一つだけしか選べないとしたら何を選びますか?」と聞かれました。

 

即座に「(そのときの状態によりますが、)一つだけしか飲めないで、予防的に日常をいきいきと生活するためなら、ローヤルゼリーです。」と答えました。

 

ここでは「神秘の食薬」と言われるローヤルゼリーの素晴らしさを語っていきたいと思います。

ローヤルゼリーの性質、特徴

nagaiki.jpgローヤルゼリーとはその名の通り女王蜂専用の食べ物です。

実は働き蜂(全てメス)も女王蜂も全く同じ卵から生まれるのですが、最初の3日間だけローヤルゼリーを与えられ、その後ハチミツを食べる働き蜂は生殖能力はなく、季節によって変動がありますが、寿命は3ヶ月くらいです。

 

これに対して生まれてからローヤルゼリーのみを与えられる女王蜂は、8年くらい生き、その生殖能力は交尾後1日2000個の卵を毎日産み続けます。

 

元は全く同じ卵だったのが、食べ物だけでこれだけの違いが現れることは大きな驚きです。

ローヤルゼリーは古代ギリシャあたりでも食べられていましたが、採れる量が本当に少なかったために文字通り貴重品でした。

 

今のように蜂の習性を利用して量産(といってもそんなに多くはないですが)できるようになったのは、日本人の発明した方法のようです。すごいですね。

 

 

ローヤルゼリーとハチミツは別物です

よく「ローヤルゼリー」というと、「あぁハチミツの高級品ね」という反応をする方が多いですが、「ローヤルゼリー」と「ハチミツ」は全く別物で、その性質も大きく違っています。

 hatimitu&ro-yaruzeri-.bmp長期保存できるハチミツと違いローヤルゼリーは生ものです。

ローヤルゼリー

ローヤルゼリーは、若い働き蜂(人間で20歳くらい)が花粉やハチミツを完全に消化吸収した

物を働き蜂の体内で再構成して作ったもので、若い働き蜂しか出せないもので、女王蜂はこれを若い蜂から口移しでもらういわば「お乳」です。

「お乳」ですからそもそも保存するものではありませんので、ものすごく酸化が早いです。

つまり温度や光に非常に敏感です。

(補足)

ローヤルゼリーはたんぱく質、糖質、脂質、ビタミン、ミネラル、アミノ酸、に加え特有のデセン酸、老化防止で注目のパロチンなど60種類の栄養素がバランスよく含まれています。

ハチミツ

ハチミツは人間で言うと50〜60歳代の働き蜂が集めてきた花のみつを巣にいる30歳〜40歳代の働き蜂が口移しで受け取り、唾液で酵素分解して水分を飛ばし巣に貯蔵する蜂の保存食です。ですから長期間の保存がきき、変質しません。

(補足)

ハチミツはブドウ糖、果糖、ショ糖などの糖類が8割を超えますが、ビタミン、ミネラルも含みます。

デリケートなローヤルゼリー

生ローヤルゼリーは生もの

長期保存できるハチミツとは違い、口移しで女王蜂に与えられるローヤルゼリーは、女王蜂専用の「お乳」であり、長期保存ができない大変デリケートな物質で、長時間空気に触れたり、熱や光で有効成分が壊れてしまいます。

このため人間が生ローヤルゼリーを扱う場合次のことを注意しないといけません。

これらが守られていない業者のローヤルゼリーは買わないほうがよいでしょう。

ondonbinnkan.bmp1.温度に敏感です

常温で、6〜8時間以上放置しただけで有効成分が崩壊します。

実験ではマイナス18度で保存すると数年間は成分が変化しないことがわかっています。

だから販売されている生ローヤルゼリーは冷凍なんです。

hikariniyowai.bmp2.光や空気に弱い

空気や光に触れるところに放置すると、どんどん活性度が失われていく。活性度が失われれば有効成分も崩壊しますし、何より生ものですから「腐敗」する可能性があります。

kinzokuniyowai.bmp3.金属に弱い

金属にとっても弱いので、触れただけで成分が変質します。

この特性があるにもかかわらず、日本で流通している「ローヤルゼリー」の9割を占める中国産では、現地の大規模加工工場にて金属の釜でかくはん機を使って均一に調整されたりしています。

sanniyowai.bmp4.酸に弱い

酸に大変弱く、ph1,2の胃酸に触れると成分が変化します。

ですから、生ローヤルゼリーをとった場合胃で大半の成分が崩壊する恐れがあります。

同じ量を摂るならば生ローヤルゼリーを食べるよりも、腸で吸収されるものを選んだ方が効率的です。