健康食品の成分で気になるものに、「ショ糖脂肪酸エステル」または「脂肪酸エステル」があります。一般的に賦形剤といわれます。
健康食品の粉末原料にショ糖エステル、脂肪酸エステル、澱粉、デキストリンなどの賦形剤(増量剤、増粘剤)をあわせて顆粒状にします。
賦形剤が入ることで、圧力をかけると粒状に固まります。
賦形剤は増量剤とも言われます。
賦形剤というのは、素材同士をくっつける糊のような役目を果たすものです。粘度があってくっつき易い物質です。
これがあるから、くっつきにくい素材同士が粒状に固まるのです。
しかし増量剤という言われ方をするように、かさを上げる(量を増す)という意味合いでも使用されているのが現状です。
特に低価格の商品では、50%以上を賦形剤で占めているといった現状です。つまり低価格の商品は有効成分の純度が物凄く低いということなのです。それだから低価格が実現できるのです。
そのうち賦形剤と記した物のうち「脂肪酸エステル」「ショ糖脂肪酸エステル」はいわゆる合成の界面活性剤です。
つまり、健康食品に合成洗剤が入っているということです。
いろいろなサイトを見ても「脂肪酸エステル」などは大量に摂取しない限り健康被害はない。とのことです。そうかもしれませんが、何のために健康食品を摂取するのか?とお客さんに聞いたら、100%「健康のため」という答えが返ってきます。
健康食品メーカーが営業で店舗を訪れ、「お店のPB健康食品を作りませんか?」といわれますが、そういったメーカーに「脂肪酸エステル」系列の賦形剤が無ければというと「無理です」といわれるので、「うちにある健康食品はみんな賦形剤は食用油や米粉などを使ってるから、できるのと違うか?」というと、「価格が合いません」という答えばかりです。
価格が合わないから使わず、大量に取らない限り健康被害が無いから使うというのが大半のメーカーの考え方です。
健康食品は毎日健康を願う方々が飲むものです。
このあたりをメーカーはしっかり考えてもらいたいし、消費者も安いから買うとか、まとめて買ったらおトクだからといって買うのでなく、いろいろと是非知って頂きたいです。
これを読んで健康食品を飲んでおられる方、あなたの健康食品に入っていませんか?
あなたは自分の飲んでいる健康食品の成分を知っていますか?