テレビ、雑誌など見ていると、健康法が花盛りです。
捏造で放送中止になった「あるある」などを見ていると、よく気付く人や放送後まじめに放送された内容の健康法を取り組んでいた人ほど「あれ、今週の放送は前のとは矛盾するやん・・」とか「前のとどっちがいいのか?」と言った感じでしょうか。
ずばり核心を突くと、効く人もいれば、効かない人もいる、です。
よくある代表的な例を上げてみましょう。
「湯治場の霊水を飲むことにしています。」
「毎朝酢を欠かさず飲んでいます。」
「青汁を勧められました。」
「アロエがいいです。」
「根昆布水を飲んでいます。」
「ちょっと変わってますが、飲尿療法をしています。」
「水を2L飲んでいます。」
「水は飲まないようにしています。」などなど・・・。
以前はやった「カスピ海ヨーグルト」や「紅茶きのこ」って今もあるんでしょうかね?
みんな勧める方がさも万能かと言うような口ぶりの為に、明らかにそれぞれが矛盾する場合でも聞いていると頭がパニックになりそうです。
それぞれいわゆる民間療法といわれるものですが、狭い世界のわりに、それぞれの健康法をそれぞれがけなしたり、悪口を言ったりしますので、一般の方はますます分からなくなります。
では、なぜこんなに違うのかと言えば、私たちは「ロボット」ではないんです。
みんな違うんですね。つまり、太った人もいれば、やせた人もいる。もちろん男と女でも違う。代謝の活発な20代以下の子供と、中高年では全く違います。育ってきた環境、考え方でも全く違った結果が出ます。
高血圧で体格の立派な人と、低血圧で貧血で冷え症の人が同じ健康法で同じ結果が出るはずがありません。
要するに、その方の体質にその健康法がぴったり合致する時にその健康法は効果を発揮します。体質というものを全く無視して、やたらと健康法や治療について勧めることは、仮に真逆の場合がおこなわれれば、体への拷問になってしまいます。
よく新刊の新聞広告にあるのが、「万能に効く○○」「○○で奇跡が起こり病気が治った」とかよくあります。内容を読むと、「体質、食事、環境」を全く述べず、ただの独りよがりな体験談の羅列ばかりが続いています。それを読むと大体は皆さん試したくなって、あっちの健康法やこっちの健康食品を渡り歩く人が本当に多いです。氾濫する健康情報で訳が分からなくなり、あそこの店でいいといわれればそれを買い、ネットや本でこの方法でよくなった人がいると聞くとそれを試す方がほとんどではないでしょうか。
自分の体質(体質自体も刻々と変化します)をよく知り、その方法がしっかりあっているかを考えて、つまり己を知ることが最も重要になってきます。
また、食べ物には大雑把に分けて体を温めるものと体を冷やすものがあります。体質を考えないと、全く逆のことがおこなわれれば、悲劇になるのは目に見えて明らかです。
よく「ひざ」が痛いから膝に効くものくださいと言われますが、(いわゆるグルコサミンがよく勧められます、当店でもグルコサミン、コンドロイチン、キャッツクローと言った成分を多く含むものを販売しています。)わたしは必ず、「膝が痛いのは軟骨の減少ですか?」と聞きます。年齢によってはほとんどその場合が多いのですが、原因が違う場合があります。レントゲン撮ってもらってそうならば、お勧めするものがあります、と言います。
常連さんならば、病院で撮ってみて軟骨が減っていればまた来て、商品を買ってくださいます。がしかし、そうでない場合はほぼ100%来て下さいません。(とりあえず売ればいいのに、ほんと商売下手です。)
でも、効くかどうか分からないけどという売り方はしたくないんです。
やっぱり、いろいろ伺ってから最善と考えるものをお勧めしたいし、せっかく高いお金払って買うわけですから、買っていただいた方には絶対効果を発揮して欲しい。と思いますからどうしても下手な営業トークになってしまいます。ホント下手ですね・・
来店できる方は遠慮なくお悩みのことを、体質、食事、環境を含めお話を聞きますので、気持ちを楽にお越しくださいね。
また、メールでのお問い合わせも対応いたしますので、遠慮なくどうぞ